居室及び水廻りの全ての室を外部に面させるが故に使い勝手の悪い田の字プランであった。そこには脱衣場も洗濯機置場もなく、玄関すぐにはほぼ動線となってしまうには広すぎる4帖半の居間と呼ぶべきか迷う部屋が鎮座していた。 奥には6帖間が2室あり、1人で寝室に使うには広く、2人で使うには窮屈な部屋となっていた。

改修方法としては、6畳間2室を隔てていた押入と壁を撤去しワンルームとすることで使用用途を拡げた。 また、脱衣や洗濯機置場など必要な室を確保し、水廻りと収納を一か所にまとめた。 仕切りはカーテンとすることで、建具を減らし改修費用を低減するとともに全室を1ルーム可させることが可能となり 奥まで光と風を十分に通り抜けさせられる気持ちとともに衛生的な空間構成となる。